書は人なり〜という言葉をご存知ですか?

字は体をあらわす、と言ったりもしますね。

 

書は、その人の人間性をあらわすものだ、という意味です。

音もその通りだなと感じる今日この頃。

 

私の亡き師匠が言っていました。

「とにかく自分の音を持ちなさい。それがとても大切だよ。」

プロと言っても、皆が皆コンツェルトを演奏して食べる訳ではありません。

大概、お客様に喜ばれるのは、いわゆる小品と言われる短い曲やソナタを演奏することが求められます。

 

自分自身の音を持ち、人を感動させられる音色を持つことが、どれだけ大切か、実感する日々です。

師匠は天国ですが、いただいた一言ひとことは今でも私の中で生きています。

 

音は人なり

 

音にはその人の人生、人間性があらわれます。

この言葉通り、日々精進し、成長し続けられる人間でありたい、そう願っています。