幼児期から始められるピアノとヴァイオリンは、英才教育と言われており、練習が不可欠の楽器です。
私も、幼い頃から、練習練習!と言われて育ちました。
思春期以降なんかは、
「練習しなさい!」
「わかってるよ!今しようと思ってたのに!何回も言わないで!」
な〜んて言い合いが毎日のようでした。
そんな私の家族ですが、下には3つ離れた妹がおり、父は会社員、母は専業主婦でした。
レッスンには父が一緒についてきてくれ、一緒にレッスンを受け、レッスンノートにレッスン内容を毎回書いてくれていました。
妹も5歳からヴァイオリンを始めたので、私が8歳の頃から一緒にレッスンに通うようになります。
平日は、父が17時半に家に帰り、真っ先に練習を見てくれていました。
記録を見てみると、週3〜4日は練習していたようです。
毎日じゃないですね。笑。
ここまで書くと、みなさん、そうよねやっぱりね、と思われたと思います。
⭐︎母は専業主婦
⭐︎父は定時で帰って来られる会社員
そう。
時間的にも恵まれていたご家庭だったからヴァイオリンが習えたのねって。
時は経ち、私も子どもを授かりました。
息子が生まれて間も無くシングルマザーになり10年。
子育てを経験し、色んなことを学びました。
忙しい毎日。。保育園、学童、帰ってきたらご飯を食べさせて宿題させてお風呂入って……あっという間に寝る時間。
練習どころか、習い事にだって通わせられない…
そんな毎日を過ごしました。
だから、共働きのご夫婦や、ワンオペで頑張っているママ、シングルマザーの方…
の気持ちが少なからず理解できます。
ピアノやヴァイオリンを習わせたくても練習なんてさせられないです。
練習を習慣づけろ、なんてそんなことできないです。
私も、息子にヴァイオリンを教えていましたが、練習させることの大変さが身に沁みました。
かく言う私も、子どもが生まれる前は、生徒さんたちに「練習しなさい」とうるさく言う先生でした。
でも、実際に母親になり、現実的に練習させることの大変さを経験し、価値観がどんどん変わっていきました。
今の世の中、先ほども書きましたが、共働き夫婦、ワンオペ、シングルマザーやシングルファザーのご家庭が多いです。
そんな時代なのに、親が毎日練習させなければいけないのは、親への負担が大きすぎる。
ましてや、子供だって家におれる時間が少ないわけですから、練習したくたってできません。
帰りも遅い。
音が出せませんね。
だったら、そんなご家庭では、ピアノやヴァイオリンは習わせられないのか?
というと、それは違うと思うんです。
練習ができなくたって、土日しか練習できなくたって、上達できるし、楽しく上手くなれることを教えてくれたのは、実は、私の生徒さんたちです。
これは、大人でも子どもでもおんなじ。
とにかくレッスンは休まないで、と伝えています。
それに、練習って、音を出すだけが練習ではなくて。
音を出さなくてもいいし、学校や会社でできることだってあるんです。
鼻歌なら歌えたり。
弓の代わりに鉛筆使ったりね。
ヴァイオリンのことをふと考えるだけでも、私は万歳!だと思いますよ。
習いたい、習わせたい、のに、練習ができないことが理由で二の足を踏んでしまっていたとしたら…
それは、とってももったいない。。。
そんな方は一度ぜひご相談ください。
無理のないご提案ができると思います。
ライフスタイルに合わせてできることを一緒に考えていきましょう。
音楽をプラスして、あなたが豊かな生活を送ることができますようにෆ̈
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