子どものレッスンでは、ひとりひとりにレッスンカードを渡しています。
一年間のレッスン回数を目に見える形にしたものです。
もちろん、可視化することによって、一年のレッスン回数をわかりやすくするためでもありますが、
実は、もうひとつ大切な目的があります。
子どもたちには、レッスンの最後に必ずシールを選んでもらい、貼っていってもらいます。
子どもはシールが大好きですし、選ぶのも大好き。
選び方もそれぞれですし、選ぶ時間もそれぞれ。
個性が出る部分でもあります。
実は、この「選ぶ」という作業ってとても大切なんです。
その練習をこのシール選びで行っています。
実際に、レッスンに来て間もない時は、なかなか選ぶことができなかったり、時間がかかってしまう子どもでも、
回数を重ねるごとに、どんどん早く選べるようになります。
習慣にすることの大切さを感じる瞬間でもあります。
「選択力」と「決断力」
この2つは、人生を大きく左右する力だと私は思います。
介護をしていると気づきが多くあるのですが、
歳を取り、判断が鈍ると、選択できなくなり、同時に決断できなくなります。
「選択」し「決断」することは、非常にエネルギーを使い、頭も使うのですね。
人間は日々、いろんな選択と決断を強いられています。
人生の大きな転機が訪れたとき、時を逃さずに判断して「選択」し「決断」できる人こそが、
成功していくと私は思います。
レッスンに来てくれる子どもたちが、
「選択力」と「決断力」を養い、
どんな逆境にも負けない強くしなやかな心を持ってもらえますように。
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