年中男の子の生徒さん。
もともと音楽は好き。
だけどレッスンとなると……なかなか集中できないでいました。
でも、集中できないわけではないんです。
やるときはやる子。
恐竜が大好きで、恐竜の難しい名前もスラスラ〜
そこで閃きました。
恐竜だ!
我が家には幸いにも、恐竜のアニアのフィギュアがたくさんあります。
それを、レッスンで使うことにしました。
レッスン中、ひとつ頑張ったらひとつの恐竜をテーブルに並べていきます。
並べた数だけ、レッスン後に遊ぶことができます。
今日はこれくらいかなと私が思っても、「まだのこってるからやる!」と。
やる気満々です。
毎回、恐竜がなくなるまでレッスンをやめたくないようで、しかも、ひとつひとつのがんばりを、なんとなくではなく、一所懸命ていねいに取り組むようになりました。
そうすると、俄然上達し、さらには、おうちでの練習も意欲的に取り組んでくれるようになりました。
レッスン中の目の色が変わったのには私自身も驚きました。
人参方式は良くないのではないかと思われますが、
「〜してあげるからしなさい」
ではなく
「がんばれたらこうしよう」
は、良いと思います。
そうこうしているうちに、ヴァイオリン演奏の楽しみを知り、練習の習慣化が定着します。
ひとりひとり、全く違うからこそ、全く違うレッスンをしています。
モチベーションのあげ方もそれぞれ。
それを試行錯誤することが、私にとって楽しくもあります。
生徒さんみんながキラキラ輝けますように。
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