練習中、本当はできるのに、できないもん!もう弾かない!といきなり突っぱねてしまうお子さん、いませんか?
親がどう宥めてもダメ、モノで釣ってみてもダメ…
そうなんですよね。
こうなってしまったらもうお手上げ状態です。
気ぃ強いなぁ…って?
笑。そうですね。
気が強いのは素晴らしいことです!
将来、芯の通った人間になり得ます。
ただ強い分、折れやすいのも特徴。
どんなことがあっても折れづらい心、竹のようにしなやかになる心に育ててあげられれば、
ポキッと折れることはなくなりますから、そこを目指したいですね。
親だとどうしてもイライラしてしまう・・・
「いい加減にしなさい!」
「練習しないとうまくなれないよ!」
「もう知らないからね!」
「ご褒美の〇〇はなしだからね!」
そうすると、子どもはさらに拗ねる。。。悪循環です。
でもね、ちょ〜っとだけ深呼吸。
それを言いつづけてしまうと、子どもの心がポキッと折れてしまいます。。。
なぜそうなったのか考えてみましょうか、、、?
子どもの本音…
☑︎本当はこうしたかったのにできなかった
☑︎自分ができなかったことが悔しい
☑︎練習の仕方がわからない
このように、自分自身に怒ってしまっている場合がとっても多いんです。
しかも、小さなお子さんになぜこれが多く起こってしまうかというと、言葉が未熟だから、なんですね。
自分の気持ちを相手にわかるように話すことができない。
だから、機嫌が悪くなってだまってしまったり、できない!と突っぱねてしまったりします。
そんなときは、無理矢理練習させるのはNGです。
それをしてしまうと、バイオリン自体を嫌いになってしまいかねません。
親の対処法
①子どもの話しを聞いて共感する
親御さんは絶対に、お子さんのことを叱らないであげてほしいんです。
お子さんの気持ちをしっかり聞いてあげてください。
親御さんとお子さんの信頼関係ができていれば、子供は落ち着いたときに自分の言葉で表現しようとしてくれます。
親御さんが助け舟を出してあげてもよいですね。
それをしっかりと聞いて受け止めてあげてください。
そして、お父さんもお母さんもその気持ちわかるよ!と共感してあげます。
②褒める
自分の気持ちを話して伝えられたことを褒めてあげてください!
自分の気持ちをしっかり伝えられたね!お母さんにしっかり伝わったよ。教えてくれてありがとう。
そうすると、伝えることの大切さを子どもは学びます。
こうすればいいんだっていうことが回を重ねるごとにわかっていきます。
自分の気持ちをわかってくれた。
それが安心感となり、本人の自信へと繋がっていきます。
③スモールステップを提案してみる
もしかすると、難しすぎることをしているのかもしれません。
<スモールステップの例>
・リズムうちだけしてみる
・階名で歌うのが難しければ、ラララで歌ってみる
・歌いながら、左手指の練習だけしてみる など
→「弾く」という行動の中には、複数の動きが同時にできなくてはなりませんから、なかなかに難しいのです。
行動をバラしてあげるイメージです。
それができたら、お子さんと一緒に、できたね!と喜んであげてください。
いかに小さく思えることでも、子供にとったら難しかったりするもの。
大人目線ではなく、ぜひ、子供目線で捉えてみてください。
④先生に任せる
それでも難しい場合は、我慢せずに先生にSOSを出してください。
やってみてダメな場合は、もしかすると親は関わらない場合が良い場合もあります。
ですので、無理はせずに先生を頼りましょう。
そのための先生ですから。
【まとめ】〜練習中、子どもができない!とつっぱねた時の親のおすすめの対処法〜
☑︎子どもの話しを聞いて共感する
☑︎話してくれたことを褒める
☑︎スモールステップを親も一緒に喜ぶ
☑︎先生に任せる
レッスン中にこうなってしまったとき、私は、別のことに気持ちを持っていけるように、全く関係のないことを提案します。
スモールステップでのレッスンに切り替えたりもしますが、それでもダメなときもあって、その場合は、レッスンは終わりにします。
無理強いだけはしません。
ただし、ケジメだけはしっかりとつけてほしい。
だから、ご挨拶だけはやろう!と声掛けします。
「ありがとうございました」
しっかり言えたら存分に褒めます!
これが、スモールステップを褒める、でもありますね。
私がいつも思うのが、
生徒の皆さん、
元気にレッスンに来れたことがまず素晴らしい!こと。
雨の中・・・暑いのに・・・寒い中・・・よく来たね!
レッスンに毎週通うってね、当たり前のことではないんです。
まずはそれが素晴らしい!
特に、小さなお子さんの場合は、まだ体力がありませんから、すぐ疲れてしまったりもします。
でもそれもじきににできるようになりますし、グングン伸びる時期が来たりもします。
練習ができなくても、レッスンに通えていたら、花丸です!!!
とにかく続けることが大切だと私は思います。
そのためのレッスンですから。
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