最近、発達障害のことを色々と調べていく中で気づきを得ることがたくさんあります。

発達障害であろうがなかろうが、人は、大なり小なり、どうしてもできないこと、というのがあると思います。

私も子どもの頃、どうしてもテストのちょこミスが直らず、母に毎日叱られていたことを思い出します。

色々試してみたけど、どうしてもちょこミスは直りません。

それは、大人になっても少しは改善されたように思いましたが、やっぱりできないものはできない。

オーケストラでも、曲をノーミスで弾くことができない…

なぜ他の人にはできて私にはできないんだろう…

 

でも、今子育てをする中で、レッスンをする中でわかるのは、

できないことがあるということは、他にできることが必ずあるということです。

 

できないことをできるようにすることは大切ですが、どうしてもできないことをできるようにすることは無理です。

そこに固執して、できないことに執着するのではなく、できることにフォーカスしていくことが、子育てやレッスンで大切なことだと。

 

人は完璧ではありません。

何かができなくても、たとえ全てできなくても、できることを何か探す。

 

自分ひとりでそれをするのは大変なことです。

自分のことで悩んでいたり、子どものことで悩んでいたりする人も、相談できるところがひとつでもふたつでもあると心の支えになります。

 

一緒に、「できること」を探すことができたら幸いです。